2016年4月5日火曜日

AQUOS PHONE(SH-10D)のroot化

放置状態だったAQUOS PHONE(SH-10D)ですが、とりあえずroot権限を奪取してみました。このデバイスは、先人の方々のおかげでroot化キットがありますので非常に簡単です。

最初にデバイスのバージョンは以下の様になっています。最新ビルドは02.00.04ですのでひとつ前ですね(Android 4.1.2、build 02.00.03)。



root化キットを使用した手順は以下になります。
  1. シャープのSH Developers Squareページから、SHARP共通 ADB USBドライバ(usb_driver_SHARP_r12.9.zip)をダウンロードし、接続するPCにインストールします。
  2. デバイスで、設定 => 外部接続を選択し、USB接続をタップ。「次で接続」をカードリーダーモードに変更します。
  3. 開発者向けオプションをONにし、下記項目にチェックを入れます
    • スリープモードにしない
    • USBデバッグ
  4. SHARP_android_rooting_toolsであるSHARP_android_rooting_tools.zipをダウンロードします。ググるとすぐ見つかります。今回使用したバージョンは、SHARP_android_rooting_tools ver.7.0
  5. 任意のディレクトリに4項のファイルを解凍します。readme.txt は一読してくださいね。
  6. コマンドシェルを起動し、adb devicesで端末が見えることを確認します(この手順は、省略しても良いですよ)。


  7. 4項の解凍ディレクトリ移動し、start.bat を起動します。最初にSHARP_android_rooting_toolsを使用する上でのリスクが表示されます。問題なければyesと入力しEnterを押します。


  8. メニューが表示されます。1~3の順番で実行していきます。メッセージの指示に従って操作します。なお、1と3でデバイスが再起動します。



    なお、永続的にroot化しない場合は3の実行は不要になります。実行時、実行情報が表示されます。



    完了すると、SuperSUとVpnDialogsアプリがインストールされます。SuperSUを起動しエラーが無ければ完了です。

確認する限りこの機種はリカバリツールやカスタムロムはないため、root化後は不要アプリを凍結するかxposedなどでカスタムするかと言ったところですかね。


追記:
同じ手順でAQUOS PHONE(SHL22)のroot化を試してみましたが、予想はしていましたが旨く行きませんでした。(SHARP_android_rooting_toolsの2を実行時のメッセージ)

miyabi_security_ops = 0xc082d038
n_security_ops = 173
n_lsm_fixes = 13
#0: 0xc0261a00 -> 0xc025f1b0
#1: 0xc0261a08 -> 0xc025f248
#2: 0xc0262338 -> 0xc025f610
#3: 0xc0262160 -> 0xc0261610
#4: 0xc0261c10 -> 0xc0261618
#5: 0xc0261fcc -> 0xc0261620
#6: 0xc026204c -> 0xc0261708
#7: 0xc0261a10 -> 0xc0261710
#8: 0xc0261b7c -> 0xc0261728
#9: 0xc0261f4c -> 0xc0261738
#10: 0xc0261c7c -> 0xc026178c
#11: 0xc0261ae4 -> 0xc025fb58
#12: 0xc02623e0 -> 0xc026191c
  13 functions are fixed.
Found mmc_protect_part!
  7 partitions are fixed to readable.
  1 partitions are fixed to writable.
/system/bin/sh: su: not found


最近のAQUOS PHONEはセキュリティが厳しいですね。


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