今回は、ダイソンドライヤー(HD08)の修理に挑戦します
症状は電源は入るが風量LED(白)が点滅して止まってしまうと言った内容でした。このLEDの点滅はフィルターのお手入れサインのため、分解清掃で治るかと考えて気軽に購入しました
まずは基本的なフィルタ部分を確認します。ま、誰でも外せる部分ですので綺麗です(ここは予想通り)。フィルターカバーは緩々なので交換が必要なようです
早速、分解を始めます
なお、分解にはヘクスローブドライバ(T6、T8)が必要になりますので、持っていない場合は事前に用意しておいた方が良いです
最初にグリップ部分のスイッチを外します。無水エタノールかIPAを隙間らから軽く注入して接着力を落としてから、傷がつかない様にヘラなどで外します(写真を撮り忘れたので、別ドライヤを分解した際の写真です)
無理やりやると中のゴムが切れてしまいますので慎重に行ってください。ま、切れてしまったときはアマゾンなどで社外品を購入すれば大丈夫だと思いますよ
グリップ部分の分解では、この作業が一番の難関です。ここを過ぎれば、あとはネジを外すだけの簡単作業。最初にフィルタ下の2本、次にグリップ部分の1本を外すだけになります(ヘクスローブドライバ T6)
グリップを外すとグリップ内のフィルタが出てきます。これを外して動作確認をしましたが、症状変わらずでした
スイッチ部のゴムパッドは輪ゴム2本で止まっていますので、それを外すと簡単に取れます。ヘクスローブドライバ(T6、T8)を使って、モーターユニットのカバーを外します
やっとモーターユニットが出てきました。ここまでフィルターチェックを行っているセンサーらしきものは見つからないので、モーターユニットで判断していると推測されます。流石にモーターユニットは分解できないので、出来る範囲で清掃してみました(埃や毛などが以外に入っていました)。この状態でモーターユニットのカバーを閉じてテストした結果、一瞬動作するようになりました。これ以上、モーターユニットを清掃出来ないため、別ユニットが必要と判断しました
早速、2つ目(HD03)を購入しました。こちらのドライヤは電源が入らないものになります、ちなみに調べていたところモーターユニットは共通の様でしたので、HD03を購入しました
外装は綺麗ですが、電源が入りません。よくあるケーブル問題の可能性も考慮して、チェックしましたが問題ない様です
前述の手順で、こちらもさくと分解しました(前述の写真はこれを分解したときのもの)。念のため内部の電源コネクタ接続部分の収縮チューブを切って、テスターで確認してみましたが給電はされていました。おそらく基板がダメな気がします
モーターユニットを外して、先に分解した方に移植してみたところ問題なく動作しましたので、予想通りモーターユニットの問題でした。外装が綺麗でしたが、基板側の分解を行う気力が無かったのでフィルターカバーだけ流用して残りは部品取りにしました
修理したHD08を一週間使用してみましたが正常に動作しています。しばらくは使えそうです。部品取り用にしたHD03の修理に挑戦したい気もしますが、ダイソンドライヤー 2台を使う用途は無いのでジャンク箱にしばらく放置しておきます