最近はクラウドでの保存が増えているのですが、長いこと放置してあったバッファローのLinkStation LS210D0101(販売終了品)をメンテすることにしました。ま、3TB HDDが余っていたので...
シングルHDDタイプのNASになります。最初にハードウェア面から行いますって、ただのHDD交換です。簡単に開くだろうと高をくくっていましたが、ハメ込み式なのでなかなか開なくて悪戦苦闘しました。
下記の赤印の箇所に爪があります。ちなみに反対側の爪は折れまくっています
オリジナルHDDは東芝ですが、シーゲートの3TB HDDに交換します。このHDDは、予め領域を解放してGPTフォーマットしています。
とりあえず、ハードウェアの作業はこれで完了になります。動作確認が終わるまで、蓋は閉めずに行います。
ここからソフトウェアの作業になりますが、簡単に言うとLinkStationの空のHDDにファームウェアのインストールを行います。必要なファイルは以下になります
- NAS Navigator2 バージョン3.0.4 (バッファローのサイトからゲット)
事前にインストール - LinkStation LS210D用のファームウェア ls200-v184 (バッファローのサイトからゲット)
- TFTP Boot Recovery 1.53(Google と見つかります)
事前にインストール
- ls200-v184.exeを実行し、ファイルを解凍します(C:\BUFFALO\ls200-v184)
- u-boot.imgとuImage.imgの拡張子をzipに変更して解凍します。パスワードを求められますので、以下のいずれかを試してみてください(太字のパスワードを使用)
- aAhvlM1Yp7_2VSm6BhgkmTOrCN1JyE0C5Q6cB3oBB
- 1NIf_2yUOlRDpYZUVNqboRpMBoZwT4PzoUvOPUp6l
- YvSInIQopeipx66t_DCdfEvfP47qeVPhNhAuSYmA4
- IeY8omJwGlGkIbJm2FH_MV4fLsXE8ieu0gNYwE6Ty
- 解凍したファイルからinitrd.buffaloとuImage.buffaloを、TFTP Boot Recoveryのインストールディレクトリにコピー
- PCのイーサネット設定を以下のようにします
IPアドレス :192.168.11.1
サブネットマスク:255.255.255.0
ゲートウェア :192.168.11.1 - LS210DとPCをイーサネットケーブルで接続します
- TFTP Boot Recovery起動し、LS210Dの電源を入れます
- ステータスランプが7回 赤で点滅しますので、Functionボタンを押します(白で点灯に代わります)。TFTP Boot Recoveryのウィンドウ上にinitrd.buffaloとuImage.buffaloが転送された趣旨のメッセージが表示されます
- NAS Navigator2を起動し、LS210Dを検索。EMモードになっていることが確認できます。
- LS210Dに設定されているIPアドレスと同じ帯域のIPアドレスのPCのネットワーク設定を変更
- C:\BUFFALO\ls200-v184内のLSUpdater.iniを開いて、最終行のNoFormattingの設定を”NoFormatting = 0”の変更
- LSUpdater.exeを起動
「HDDのパーティション情報が確認できませんでした。ファームウェアをアップデートすることができません。アップデートを中止します」
ここからHDDを外して領域開放、再度フォーマットなどを繰り返しましたが、同じメッセージが表示されます(1時間くらい色々と思いつくことを試しました)。
ふと、メーカーサイドで何かしらの対策がされているのではと気になり、過去に行っている方々が使用していたファームウェアを試したところ、上記メッセージは表示されずファームウェアのインストールが出来ました(ネット検索で見つけたls200-v174を使用)。ファームウェアインストール後にls200-v184でアップデートしたところ、今度は問題なくアップデートされました。
これで無事に使用できるようになりました。まさかHDD交換対策をしているとは思いませんでしたよ
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