QEMUって、知っていますか?!
汎用でかつオープンソースのマシーンエミュレータとバーチャライザだそうです。簡単に言うと、違うCPUを搭載したフルシステム(たとえばLinux)をエミュレーションを行ったり、Intel CPUを搭載したWindows PCでARMコマンドの実行するなどと行ったことが出来ます。このQEMUをCentOS 7にインストールしてみたので、その手順を紹介します
最初にQEMUの公式サイトからQEMUの本体をダウンロードします。今回は、qemu-2.10.1.tarを使用しました。QEMUをインストールしようと言う方は、ご存知だとは思いますがtarファイルは下記コマンドで解凍します
tar xvf qemu-2.10.1.tar
Linuxの場合、そのシステムでのコンパイル作業が必要になります。こう聞くと難しそうですが基本はコマンドを打ち込むだけですから簡単ですよ。
ステップ1:これからインストールを行うOSやCPUバージョンのチェックとし、Makefileファイルを生成します
./configure
参考までに発生したエラーと対処方法を記載しておきます
Error: zlib check failed Make sure to have the zlib libs and headers installed.
yum install zlib-devel
ERROR: glib-2.12 gthread-2.0 is required to compile QEMU
yum install gtk2-devel
ステップ2:configureで生成されたMakefileを使用して、ソースをコンパイルします
make
ステップ3:mekeで作成されたバイナリファイルを規定のディレクトリにインストールします
make install
デフォルトでは、/usr/local/bin/にインストールされます。これを変更したい場合は、configure ファイル内の下記を書き換えます
prefix="/usr/local"
これでインストールは完了になります。簡単なインストールの確認としては、コマンドヘルプの表示になります
qemu-system-arm -help
私は使用していませんが、yumコマンドによるインストールも可能なようです
yum install qemu-kvm
ただし、Xilinxが用意しているZynq用のQEMUなどをインストールしたい場合などは、yumコマンドは使用できません。これに関する詳細は、Xilinx wiki - QEMUサイトを見てね
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