2024年10月8日火曜日

iPhone11 のデュアルSIM化

 iPhone11 ProをメインにAndroidをサブ、iPhone11を仕事用に使用していますが、外出時に3台持ち歩くのが面倒になりました。eSIMを使用すれば改造する必要はありませんが、iPadやSurface GOなどのSIM対応機種を使う際はやはり物理SIMが欲しくなります。そこで、iPhone 11を物理デュアルSIM化して使用することにしました。これで、あれば必要に応じてSIMを別デバイスに移すことが出来ます

思い立ったが記述と言うことで、Ariexpressで部品を購入しました。SIMトレイが防水用のゴム無し、別機種用が届くなど細かい問題はありましたが、とりあえずゲットできました(面倒なので返品はしていません)

早速、iPhone11を分解します。まずは充電コネクタ横のネジを外します(写真は既に外れていますw)

次に液晶を温めて、接着力を低下させてます。加熱マットはアマゾンなどで購入できます。ヒートガンより使い勝手が良いですよ

あとは吸盤を使用して、少しづつ開いていきます。ここで無理すると液晶が割れますので、無理せずにゆっくり開けていきました。SIM スロット側にはフラットケーブルがあるので、ヘラなどを使用する場合、この面は差し込み過ぎに気を付けてください

Y000ドライバーを使用して赤丸箇所の3本のネジを外して、L字の金具を外します。フラットケーブルがありますので、気を付けて外します

L字金具の下にバッテリのコネクタがありますので、これを外します

SIMスロット交換だけなら、液晶を付けたままでも作業できますが、液晶を外す際に両面テープが一部剥がれてしまいましたので、これも交換することにしました。そのため、両面シールが貼り易いように液晶を外すことにしました

ちなみにL字金具の横のコの字型金具を外して(Y000ドライバーで5本のネジを外す)、液晶からの3本のフラットケーブルを外すと液晶を取り外せます。両面テープは上記写真の右上箇所の角が剥がれています

SIMスロット交換に戻って、L字金具の下にある幅広のフラットケーブルを外します。次に赤丸の3本のネジを外します(それぞれ長さが違うので注意)。また、青四角で囲んだ接地用金具位置は、組み立て時の取付時に必要なので忘れないでくださいね

次にオレンジ丸で示したネジをスタンドオフネジ用ドライバーで外します。なければマイナスドライバでも外れます(なめない様に気を付けてください)。あと、接地の金具が小さいので無くさない様に!

フラットケーブルを持ち上げて、その下絵のI字金具を外します。本来は静電気の問題から直に触らない方が良いのですが、ついつい直接触ってしまっています。マネしないでね

I字金具下のSIMスロットコネクタのフラットケーブルを外します

SIMトレイを抜くためのピンを外に押し出して、SIMスロットを取り外します

交換するSIMスロット並べてみましたが、パッと見では違いが判りません

この後は、逆の手順で組み立てます(分解より組み立ての方が時間がかかりました。ネジ小さすぎ...)。液晶を貼り付ける前に動作確認を行います。SIMカードが認識できていれば大丈夫です

この改造で、iPhone 11は物理SIMカードを2枚させるようになりました。ソフトウェア面でiOSはAPN設定用のプロファイルを2つ入れることが出来ません。そのため、MVNOの2キャリ運用は出来ません(毎回、使用するキャリアのプロファイルの入れ替えが必要)

ただし、MNOおよびNMOのサブキャリアはAPN設定がOSに組み込まれています。そのため、MNO+MVNOの運用は可能です(IIJ mioのデータSIMはプロファイルが不要なので、これも使用可能)

現在の運用は、Y!mobile+IIJ mio(ドコモ、音声SIM)になっており、IIJ mioのプロファイルをインストールして使用しています。改造してから2週間運用していますが、問題なく使用できています


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