2017年3月18日土曜日

大人の科学 真空管アンプの改造

大人の科学 真空管アンプの記事で記載したとおり、3極化とコンデンサ交換を行いました。

最初に必要なパーツを、秋葉原の海人無線で購入しました

  • カップリングコンデンサ(0.01uF)セラミックコンデンサ 4個
    PPSDコンデンサ(少々高めで219円/個ですよ)
  • バイパスコンデンサ(47uF/50V)電解コンデンサ 2個
    MUSE (47uF/50V)
  • DC-DCコンバータ用平滑コンデンサ(4.7uF/400V)電解コンデンサ 1個
    ニチコン高耐圧 (4.7uF/450V)
  • ヒータ電源用コンデンサ:電解コンデンサ 1
    ニチコン (470uF/16V)
なお、工具は半田ゴテ、半田、テスター、半田吸取り線などが必要になります。

最初に3極化を行います。5極菅は増幅率は高いのですが、内部抵抗が大きいためドンシャリになります。3極管は増幅率は下がりますが、内部抵抗が下がるのでドンシャリが軽減されます。

3極化は5極管のスクリーングリッドをカット(赤丸の半田を除去)し、ブレードと接続(水色の箇所を接続)するだけです。なお、説明書ではリード線で接続とありますが、寄生発振防止用の抵抗(本当は100Ωなのですが、手元になかったので68Ωを使用)を取り付けました。



また、3極化で高音が抑えられていますので、トランス手前の高域ノイズカット用?コンデンサ(回路図:C4、シルク:C7/C8)を削除しました。

次にカップリングコンデンサ(回路図:C1〜2、シルク:C1〜4バイパスコンデンサ(回路図:C3、シルク:C56ヒータ電源用コンデンサ(回路図:C5、シルク:C12)、DC-DCコンバータ用平滑コンデンサ(回路図:C11を全て交換しました。



もともと付いていたコンデンサより大きいため、ケースに干渉しない様に注意が必要です。シルクの記載が無く付いている抵抗は、寄生発振防止用の抵抗になります。
外したコンデンサが寂しそうです。




早速、視聴してみたところ音域が広がり、かなり良い感じのアンプになりました。ただ、増幅率はかなり下がりました。エージングには48時間かかるので、これからの変化が楽しみですよ

0 件のコメント:

コメントを投稿