2017年11月14日火曜日

RaspBerry Pi ZEROでUSB OTG接続

前回、RaspBerry Pi ZEROにRaspbianをインストールしましたが、小さい筐体に周辺機器がごっそり繋がるとゴチャゴチャ感が凄いです。ちょっと邪魔だったのですねぇ

RaspbianはUSB OTG(On-the-Go)をサポートしていますので、こちらをセットアップしてUSBケーブル1本で使用していきます。手順もそんなには難しくないですよ

最初にRaspbian側の設定になります。RaspbianをインストールしたSDカードをPCで開いきます。

  1. config.txtを開いて、dtoverlay=dwc2の1行を追記
    dtoverlay=dwc2
  2. cmdline.txtを開いて、modules-load=dwc2,g_etherの1文をrootwaitのあとに追記

    dwc_otg.lpm_enable=0 console=serial0,115200 console=tty1 root=PARTUUID=295b7ce0-02 rootfstype=ext4 elevator=deadline fsck.repair=yes rootwait modules-load=dwc2,g_ether quiet splash plymouth.ignore-serial-consoles

    インストールしているバージョンによって、記述内容が違いますので注意してください
  3. ファイル名がsshと言う名前で空ファイルを作成

以上です。簡単でしょ

次にホストとなるPCにドライバをインストールします。ドライバファイルはPi Zero OTG Ethernetからダウンロードしました。


無事にドライバをインストールすると、USB Ethernet/RNDS Gadgetになります。



あとはRaspBerry Pi ZEROのUSBデータ用のUSBポートとホストPCをUSBケーブルで接続し、ターミナルソフトを使用しSSHでRaspBerry Pi ZEROにアクセスを行います。たまたまPuttyがインストールしてあったので、今回はこれを使用しました


RaspBerry Pi ZEROのホスト名はデフォルトでは、raspberrypi.localになります


ホストPCのネットワークを共有設定にし、ためしにソフトウェアのアップデートを行いました

sudo apt-get update && sudo apt-get -y dist-upgrade && sudo apt-get -y autoremove && sudo apt-get autoclean

アップデートコマンドのオンパレード(笑)
Raspbianで日本語を使用したい場合は、日本語フォントのインストールも必要になります。インストールは下記コマンドで出来ますよ

sudo apt-get install fonts-ipafont fonts-ipaexfont

CUIが苦手でない方は、USB OTG接続で使用するのも良いですよ

2017.11.15 追加:
USB OTG接続でのRaspBerry Pi ZEROの消費電力は、およそ0.4Wになりました(アイドル状態)


 白いケーブルは白とびで消えちゃいましたね(汗)

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