2022年1月21日金曜日

TASCAM DR-1 (ジャンク)の修理?

 某フリマサイトで何となく目が留まり、TASCAM DR-1 本体のみのジャンク品(電源が入らない)を購入しました。古い製品なので、銀色の塗装部品は色がハゲハゲでしたw

まずは、モバイルバッテリーをUSB経由で接続して動作チェック
通常、点灯するはずのバッテリー充電中のランプが点灯しません(本体右上)。はい、商品説明のとおり、ジャンクですね
サイドを見ると、電源アダプタ接続部分の割れ(この後、脱落しました)や、何かを隙間に刺したような跡があります。と言うことで、分解歴ありと思われます

取りあえず分解しましょう
バッテリーの蓋を開けるとネジが2本見えます。このネジを外して、スライド気味ずらすと裏蓋が外れます(写真撮り忘れ)
次に赤丸のネジを3本外すと、表側のパネルが外れます。MIC1 INとLINE INのところに爪が掛かっていますので、割れない様に注意が必要です。
また、内蔵ステレオマイクの接続ケーブルに左右が判るように印を付けておいた方が良いです
余談ですが、中間ケースには以前分解したと思われる傷がありました(分解後に撮影しています)
ここから基板を外します。中間ケースを挟むように正面側の基板と裏面側の基板があるのが見えます。この2枚の基板の接続方法が判らなく、少しづつ様子を見ながら裏側基板を持ち上げて外しました
結論から言うと、赤四角の個所にピンヘッダがあり、表側基板の雌コネクタに接続されています。この部分をゆっくり浮かせれば、裏側基板は外れます
表側基板を外す際は少しコツが必要になります
最初に青四角のラッチから基板を外します。LINE OUTとMIC2 INのコネクタがケース内に入っているため、DC IN側の基板を上に持ち上げ写真の左側にずらしLINE OUT を抜きつつ、上にずらしてMIC2 INも外すと基板が外れます
細かい部品を外して、ほぼ分解は完了しました
分解後、基板にショート痕などが無いかチェックしましたが、汚れているところはありますが、それらしい痕はありませんでした。テスタを持ってきて、チェックしようかと思いましたが、ふと前に修理したものを思い出しました

その製品は忘れましたがバッテリーが完全放電した際、USBなどのオプション機能からの充電できず、電源アダプタから充電する必要があるというものでした。ここまで分解してから思い出すなんて....と思いつつ、使えそうなアダプタ(5V センター+)が無いか探し見ました。で、見つけたのがPSPの電源アダプタ。
最低限の組み立てをして、電源を接続すると充電ランプが点灯、電源ボタンを押すと問題なく起動しました(写真は組み立て後)
折角ここまでばらしたので、中間ケースの色落ちがひどかったので黒く塗りました。ちょっと引き締まった印象になりましたよ
割れていて、分解時に脱落したところは、レジンなどを使用出来なかったので接着のみにしました。塗装したらあまり目立たないので、これで良しとしています
この後、録音、再生などのテストを行い動作することは確認できました。LINE INやMIC1/2 INは未テストですが、気が向いたら試してみようかと思います

少しでもバッテリーを充電すれば、USBからの充電、PCとの接続も出来るようになりました

ところで、これは修理と言うのだろうか...

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